OS. コーディング環境の設定
PythonでOpenSTAADのプログラミングを行うには、開発環境を設定する必要があります。
開発環境は、コードの記述をサポートするプログラムとその作業を容易にする一連のツールで構成されるのが一般的です。コンピュータコードは任意のプレーンテキストエディタで記述できますが、統合開発環境(IDE)を使用すると作業がはるかに簡単かつ効率的になります。このガイドでは、Microsoft Visual Studio Codeを使用します。これは、無料で利用でき、豊富な拡張機能を通じてさまざまなプログラミング言語をサポートする人気のあるプログラミングエディタです。
注記: Visual Studio CodeでPythonのプログラミングを始めるのに役立つリソースがMicrosoftから提供されています。https://code.visualstudio.com/docs/python/python-tutorialをご覧ください。
pywin32拡張機能が追加されていれば、任意のエディタまたはIDEを自由に使用することができます。たとえば、Visual Studio 2019の使用に慣れている場合は、Visual StudioでのPythonの使用についてはhttps://docs.microsoft.com/en-us/visualstudio/python/をご覧ください。
- Visual Studio Codeをhttps://code.visualstudio.com/からダウンロードしてインストールします。
- Pythonインタープリタをインストールします。 これは、使用するPython言語バージョンです。コードの実際の操作は、これを使用して実行されます。Pythonはhttps://www.python.org/downloads/からダウンロードできます。
- Visual Studio Codeアプリケーションを起動します。
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Visual Studio CodeにPython拡張機能をインストールします。
この拡張機能を使用すると、エディタでPythonコードを簡単に記述できるようになります。インタープリタとの対話も可能なため、エディタ内からコードを実行してデバッグすることもできます。
- Pythonのインストールを確認します。
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pywin32をインストールします。
これにより、COMオブジェクトがPythonと対話できるようになります。これは、PythonでOpenSTAADを使用するために必要です。このダウンロードとインストールには、Python拡張機能に組み込まれているパッケージ管理システムを使用します。
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comtypes Pythonライブラリをインストールします。
これは、ctypes外部関数ライブラリをベースにした軽量のPython COMパッケージです(Python 2.5以降にはcyptesが含まれています)。このパッケージを使用すると、カスタムとディスパッチベースの両方のCOMインターフェイスのアクセスと実装が簡単になります。
- Visual Studio Codeで新しいターミナルウィンドウを開きます。
- 「pip install comtypes」と入力し、<Enter>キーを押します。 パッケージがダウンロードされてインストールされます。
- Powershellウィンドウを閉じます。